nice things

「ありがとう」をかたちに

人と地球に優しいものづくりを続ける〈サラヤ〉。
自分らしく心地良い暮らしは、日々の小さな選択でつくられています。
そんな暮らしのストーリーをうかがいました。

fbomh桐山 真悟さん・智子さん
桐山真悟さんは兵庫・川西市、智子さんは大阪生まれ。勤め先の花屋で出会い、2003年に兵庫・三田市に〈fbomh〉をオープン。フラワーアレンジとギャラリー、アレンジメントのレッスンをメインに活動。

二つの扉が目印の小さな花屋〈fbomh(フボー)〉。桐山真悟さんと智子さんは、17年前に店を構えた。「飾りたいお部屋の写真を持って来てくださったり、完全にお任せの場合も。そんな時はその方の雰囲気や着ているお洋服から考えたりしています」。ブーケはもちろん、店内の壁や天井にも数多く吊るされている、ハンギングバンチのオーダーも受けている。

智子さんは大学卒業後に就職。さらにその後、英語を学ぶためイギリスへ。当時お世話になったホストマザーが教えてくれたという、「from the bottom of my heart」。「thank you」だけでは伝えきれない感謝の想いが伝わる言葉、この頭文字をとって自分たちの店の名にした。

大学では国際協力について学んでいたという智子さん。「花屋という職に就いた今でも、自分にできることで応援したいと思って」。一票を入れる、意思表示の気持ちも込めて選んだ〈ハッピーエレファント野菜・食器用洗剤〉。環境と人権に配慮して生産された認証パーム油と糖を原料に酵母の発酵から生まれる、天然洗浄成分「ソホロ」と植物性洗浄成分を配合。エコでありながら高い洗浄力を実現し、排水後は微生物によって速やかに分解されて自然に還る。さらに売上の一部は、原料生産地であるボルネオの環境保全活動に使われている。「自分たちの使ったものが土に還って、また植物が育つ。この循環を、より良いものにしていきたいです」。

1, 2 _店内には、草花がゆっくりドライになっていく姿を楽しむことができるハンギングバンチが。

3_桐山さん夫妻が愛用する、〈真泥〉のティーセット。fbomhでは近郊の作家の展示も。

4_「何でゾウなんだろう? と思ったのが手に取るきっかけでした」。ボルネオのゾウをさまざまな動植物が囲むハッピーエレファントのマークには、これからも多様な生物とともに生きることができるようにとの願いが込められている。

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